夏越しの大祓い

 夏越しの大祓いは、知らないうちに身についた半年間の穢れや災いを祓い清める神社の行事で、古来6月末日に行われてきました。鳥居の下や拝殿前などに、茅草や藁を束ねた「茅の輪」を立ててくぐったり、人の形をした「形代」に息を吹きかけ体を撫でて穢れを移し、神社に納めることで心身を清め、無病息災を祈ります。
 コロナ禍の中で行われる今年の「夏越しの大祓い」です。いにしえより伝わる疫病除けの神事に参加してみてはいかがでしょうか。
 今回のマップでは、夏越しの大祓いに「茅の輪」を建てる神社を紹介します。
※お祓いを受けるには初穂料をお納めください。

若一王子神社
6月30日(火)、7月1日(水) 15:00~20:00

大祓:茅の輪をくぐり、穢れを移した形代を納め、お祓いを受けます。
   形代は紅白で用意され、男性は白、女性は赤に名前を書きます。

献灯祭:例年の万灯祭を、今年は疫病退散を祈る献灯祭として行います。

疫病退散祈願:形代のお祓いとは別に、拝殿前にて祈願をいたします。
   初穂料は2,000円、今回特別に制作した鬼面絵馬と肌守り付き。
   ※鬼面絵馬のみは800円で頒布します。

社務所:0261-22-1626


仁科神明宮
6月30日(火)16:00

 「水無月の夏越しの祓いする人は…」と古歌を唱えながら茅の輪を8の字にくぐり、穢れを移した形代を納め、お祓いを受けます。
 初穂料500円以上。古札のお焚き上げもあります。
 三ノ鳥居前に茅の輪が立てられます。昨年ご遷宮を終えたばかりの社殿も是非ご覧ください。

社務所:0261-62-9168
 ※コロナの影響で閉めていた社頭を、19日(金)より再開します。



以下に紹介する神社は、奉仕している宮司さんが同じですので同じ作法で行われます。詳しくは公式ホームページをご覧ください。「八王子神社 御朱印散歩」

①形代は、人形に加え、車形が用意されています。車型には所有している自動車のナンバーなどを記入し、ハンドルなどを撫でて邪気を移します。
②神社に設けられた茅の輪を、8の字を書く要領でくぐります。
③神宮よりお祓いを受け、招福・無病息災を祈願します。
④「清流形代流し」を行います。形代は天然素材の水溶性紙で出来ていますので、各神社境内で古来の作法に倣い、厄災を水に流して清めます。
※お祓い料はお気持ちですが、1家族で800~2000円の方が多いです。
 いずれに神社でも、大祓いの時間には限定の御朱印を授与します。(300円)

八王子神社  6月22日(月)18:00~20:00

嶋社神明社 6月23日(火)13:00~15:00

細野神社   6月24日(水)18:00~20:00

泉神社    6月25日(木)18:30~19:30

一本木神社  6月26日(金)18:00~20:00

須沼神明社  6月27日(土)18:00~20:00

有明山社   6月28日(日)13:00~15:00

大和田神社  6月29日(月)18:00~20:00

池田八幡神社 6月30日(火)15:00~18:00

写真:左上から、八王子神社、三嶋社神明社、大和田神社、細野神社

写真上段:夏越の大祓いの限定御朱印(左から泉神社、須沼神明社、池田八幡神社)
下段:左から池田八幡神社の形代流し、一本木神社の茅の輪

写真:池田八幡神社の茅の輪

2020年6月12日(金)付、大糸タイムス掲載のぐるっとマップでも紹介しました。リンクはこちら。

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