No.116「黒部ダムカレーを食べよう」

昭和32年5月、黒部ダムに通じる大町トンネルの工事現場は大破砕帯にぶつかり、毎分40トンもの出水に見舞われてしまいました。水温は4℃。寒さと戦う工事の中で、作業員たちが何よりも楽しみにしていたのが、当時は珍しかった“飯場”のカレーライスでした。週に1回程度の割合で出されたカレーライスのひと口ひと口が胃の中で燃え上がり、冷え切った体を暖めてくれたそうです。

このように黒部ダムの建設現場において作業員の心の寄り処でもあったカレーは「アーチカレー」としてダム完成後は大町クラブハウス(現くろよんロイヤルホテル)で、昭和40年代初めには扇沢駅大食堂(現扇沢レストハウス)で本格的に提供が始まりました。

そして極寒の黒部で働いた作業員から観光客まで多くの皆様に愛されたカレーライスはその後平成21年7月に大町市内の7店舗が参加して現代版“黒部ダムカレー”として販売することになりました。黒部ダムの建設そして観光と共に歴史を刻んだカレーを是非ご賞味ください。

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